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大会についてのつぶやき★U10 スーパーリーグAブロック最終節

日時:2012年12月16日(日)大会名:スーパーリーグAブロック
会場:武山小学校



●FC夏島 0−5 武山

清々しい程の完敗でした。
早いボール回し、それを裏付ける確かな技術。ボールを取られるや否や迅速な攻守切替による早くて強い寄せ・・・。コーナーキックのこぼれ球に詰めるミドルシュートも、しっかりルックアップしその視線はゴールを捉え、ボールは枠内へと向かいます。
決して派手なプレイはありません。一つ一つの動作、止める、蹴る、ドリブルする、周りを見る、そしてボールを取られれば全力で追いかける、ボールや相手プレイヤーを追いかけながらもまたしっかりと周りを見る・・・当たり前のことを当たり前に行なう。どんな状況でも集中を切らさずに勝利に向かって走り続けています。
お互いの声掛けもシンプルです。鼓舞するような声出しは必要ないのでしょう。鼓舞されなきゃプレイ出来ないような選手、集中を切らすような選手はいないのだと思います。連携の中で互いに必要な声掛けがしっかりと的確に、そしてそれは夏島ベンチにも届きます。

今回はダイレクトプレイが多く見られたように思います。正確なパスワークは更に精度を上げてそのダイレクトパスの前では夏島の選手が寄せる間もなく、ボールに触ることもなく、何度も両サイドをえぐられました。
夏島の選手もただ指を加えて見ていた訳ではありません。お互いに声を掛け合ってしっかりとマークして相手を見ようとしていました。しかし相手のサイド攻撃をケアし過ぎれば、一本の縦パスが中央のスペースを経由してフォワードをゴール前に走らせます。
夏島もベストを尽くしました。しかし武山はまた一つ上のレベルへと進んでいました。

負けた悔しさから僕自身、「相手が強過ぎた」せいにしているのかも知れません(苦笑)。実際以上に評価し過ぎてるかも知れません。しかし、目の前で綿々と繋がりゴール前に迫るダイレクトパスの数々は、広い視野と正確な技術に裏付けられているのは紛れもない事実です。また技術やフィジカルだけでなく、しっかりと試合に取り組む姿勢、メンタル(精神面)も大人だなぁ、といつも感心しています。王者の貫禄?!
武山はスーパーリーグAブロック14試合をたったの1敗、2位を寄せ付けずに優勝しました。

メンタルで言うと明浜のU-10選手もしっかりしているなといつも思います。武山と明浜は、試合前も試合後も、ふざけてはしゃぎ過ぎたりと言うような浮ついたところが見られません。会場にサッカーをしに来ている、サッカー選手の顔をした子供達の集まり、すなわちサッカーチームがそこにある、そんな雰囲気が漂ってます。

ただ強いだけでない、こうした立派なお手本が市内にあるのは幸運だと思います。市内、市外を問わずお行儀の悪いチームはいくら強くても、そこに(グランド内に)参考となるようなプレイは無いものです。拙い経験ながらもそれは感じます。

今までも選手達と「いつか武山に!」「明浜にもいつか必ず!」と練習を積み重ねてきました。そう簡単には距離を縮めさせて貰えないのは嬉しい限りです。

やらなきゃいけないことはたくさんあります。とは言え我々も一つずつ確実に成長して行きましょう。足踏みしてるといつか武山や明浜の背中も見えなくなってしまいますから。コーチ達も今迄以上に頑張って行きます!


FC夏島 U10 担当:土田

2012/12/16

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